家の売却代金は全額をすぐに受け取れるわけではないので、事前にタイミングを把握しておきましょう。
そこで今回は家の売却代金はいつ受け取れるのか、入金のタイミングや入金までの期間、入金時の注意点について解説します。
家の売却代金はいつ受け取れる?入金のタイミング
家の売却代金を受け取るタイミングは、基本的に2回に分けられています。
1回目のタイミングは家の売買契約を交わしたときで、買主から売主へ「手付金」が支払われます。
2回目のタイミングは、残代金の決済・家の引渡しのときです。
売却代金から手付金を引いた残りの金額を買主から受け取ります。
家の売却代金は数千万円にものぼるため、入金は銀行振込でおこなわれる形が一般的です。
家の売却代金はいつ受け取れる?入金までの期間
家の売却代金が入金されるまでの期間は、売買契約から1~3か月後となるケースが一般的です。
ただし、権利関係の手続きなど物件の状況によっては半年ほどの期間がかかることもあるため、事前に不動産会社の担当者に確認しておきましょう。
また、そもそも家を売却するまでにどのくらいの期間がかかるのかも押さえておく必要があります。
一般的に家の売却には3~6か月ほどの期間がかかるといわれていますが、物件の状況や不動産会社の繁忙期によってはそれ以上かかることもあります。
家を少しでも早く売却したいなら、不動産会社の繁忙期を避けて依頼することがポイントです。
家の売却代金はいつ受け取れる?入金時の注意点
売買契約を交わす際に買主から受け取る手付金は、解約手付としての意味合いが含まれています。
家の引渡しまでの間に買主は手付金を放棄、売主は手付金の倍を返還すると売買契約を解除できる仕組みです。
そのため、買主から受け取った手付金はすぐに使わないほうが良いことが注意点として挙げられます。
また、決済方法を現金支払いか銀行振込のどちらにするかは売主と買主の話し合いによって決まります。
銀行振込の場合は振込手数料をどちらが負担するかを決める必要がある点にも注意が必要です。
そのほか、家を売却する際には仲介手数料や印紙税、抵当権抹消費用など売主が支払う費用があることも押さえておく必要があります。
まとめ
家の売却代金を受け取れるタイミングは、売買契約時と家の引渡し時の2回です。
ただし家の売却代金を実際に受け取るまでには売買契約後、1~3か月ほどの期間がかかる点に注意が必要です。
また家を売却する際には、仲介手数料など売主が支払わなければならない費用が発生することも押さえておきましょう。