DL(悪玉)コレステロール値が高い場合には、生活習慣を見直すことが大切
食事療法と運動療法がまず始められる効果的な治療方法になります。
過去の研究でも食事、運動を見直すことによって体重減少とそれに伴うLDL(悪玉)コレステロールの減少が報告されています。
【食事】
食事療法などで一般的に勧められるのは、「地中海食」と呼ばれる様なフルーツ、野菜、全粒の穀物、豆類、ナッツ、種子類を多くして、オリーブオイルを主にした脂質と、魚、鶏肉、乳製品によるタンパク摂取を主にした食事です。
過体重/肥満の人で、この食事療法に取り組むと、LDL(悪玉)コレステロール値が7mg/dL前後(4-10mg/dL)減少すると言われており、運動と一緒に取り組むと効果的です。
【運動】
また、運動による、LDL(悪玉)コレステロールを含む動脈硬化に関連するコレステロールの低下とHDL(善玉)コレステロールの増加も認められています。
一般的には有酸素運動と呼ばれる様な、早歩きのウォーキング(歩行中に会話はできるが歌えないくらい)などが、始めるのにあまり準備なども必要なく比較的安全なので、コレステロール値を下げるために推奨されることが多いです。
はじめは週3回、1回20-30分程度から始めて、体調などを見ながら少しずつ増やしてみるのが良いですね